紙、繊維、皮革、ゴム、プラスチックフィルム、プラスチック成形品などを正確に綺麗に打ち抜く抜型を作るために、1967年にハガタ屋は誕生しました。鋭い切れ味と耐久性、納期の早さなど、一度使うと忘れられない抜型は、全国の零細企業から上場企業まで1,000社以上とお取引があります。
通常の平面を打ち抜く普通抜型以外に、世界で我社のみとされている手作りの『一体型3D抜型』、CFRP成形品を打ち抜く「CFRP板(カーボン)用抜型」、スーパー繊維と称される、切りにくい繊維織物(ケブラー、ダイニーマ、ザイロン、ベクトラン、トワロン、テクノーラ、アラミドなど)を打ち抜く「スーパー繊維用抜型」、紙を数百枚重ねて打ち抜ける『封筒抜型』などを開発してきました。
<これまでにハガタ屋の抜型が打ち抜いてきたもの>
・バンパー、インパネ、ドアトリムなど、自動車各部品のプラスチック成形品、プラスチックフィルム成形品
・自動車オプション部品(フォグランプ、ヘッドランプクリーナー、エアロパーツ、カメラ、センサー)の抜き穴
※塗装後に「白化」「バリ無し」で抜けます。
・プラスチック成形各部分の「バリ取り」「穴あけ」等の加工プラスチック(成形部品に繊維が貼ってある物もOK)
・PP、PE、PET、ゴム(糸入り)、エラストマー、ABS、ポリカーボネート、不織布
など自動車プラスチックのみならず、家電、ハウスメーカー、工業用品にも、当社の抜型は大きく貢献しています。
しかし、問題なのは単一素材ではなく、複合材です。これは強度と軽量化の優位性を活かして、色々な所で置き換えられるのではないかと近年開発が進んでいます。そのため様々な複合材があり、見た目では安易に判断できません。当社に持ち込まれた幾つかの複合材は、すべて打ち抜きできており、加工方法の目処は立っています。
また、これまでに打ち抜きをしたことがない素材でしたら、持ち込んでいただければ、これまでの抜型で打ち抜けるかどうかテストを行います。もし打ち抜けなければ、打ち抜けるよう技術開発を行うことも可能です。
当社では新しい製品への挑戦や、より高付加価値で世界に通用する高品質の製品作りを応援します。
他社の刃物で不満を持たれた方が、最後に行き着くのは「ハガタ屋」の抜型と言われています。ユーザー様の御意見が抜型作りの貴重な土台となり、次世代抜型開発にも参考になりますので、御遠慮なく御意見・ご感想をお聞かせ下さい。
可能性を信じて日々、開拓、挑戦をしながら、ユーザー様のニーズに的確にお答えすること、創業以来変わらない信条によってハガタ屋は躍進をとげて参りました。
これからも古き良き手作りの技術で新しい価値を創造する企業として頑張って参ります。
代表取締役社長 喜岡 達